あなたの子どもを守るための防災

どうも!芦沢です。

仕事中や買い物中など、家族が離れているときに災害が発生したら、あなたはなにを心配するでしょうか?

まずは身の安全ですが、同時に家族は大丈夫だろうか?と心配するでしょう。

なかでもあなたに子供がいる場合は、子どもの安全を気にする方が多いかと思います。

大人であれば、それなりの防災の知識を持ち、命を守る行動をとる可能性が高いですが、子どもの場合はまだ防災の知識も浅く、適切な行動ができないかもしれません。

子どもが学校にいる時間であるならば、先生がいますが、そうでない場合はとても心配ですよね。

きょうは、子どもに適切な行動をとってもらうためには、どんなことを教えておくべきなのか。

あなたの子どもを守るための防災をお伝えします。

ポイント
  • 子どもには災害時の行動や避難場所、連絡方法を教える。
  • 実際に行動してみる。
  • 子どもの命を助けるのは普段のあなたの教えが大切であり、教えるためにもあなたの防災意識を高める必要がある。
目次

子どもに教えたい防災事項 3選

子どもに教えておくべきことはこの3つだと僕は考えます。

  • 災害時の行動のとり方
  • 避難場所
  • 連絡の取り方

1.災害時の行動のとり方

  • 地震なら、壁際や背の高い家具に近づかず、机の下に隠れて頭を隠す。
  • 土砂災害なら、大雨の日に山の斜面や崖には近づかない
  • 川が増水しているなら、川の近くに面白がって近づかない、とにかく高いところに逃げる。

など、災害ごとにどのように行動するかを普段から教えることが大切です。

また、定期的に子どもと一緒に実際に行動してみると良いです。

すると、頭で理解するだけよりも、ずっといざというときに行動しやすくなります。

あなたが、ひとつひとつの災害に対して、命の守り方を子どもに日ごろから教える必要があります。

2.避難場所

これは子どもに対してのみならず、家族間で必ず共有しておきましょう。

共有ができていないと、災害が発生したとき、連絡がつながらない状態では家族で合流することが困難となります。

どこに集合するかなど災害時の行動については、ハザードマップを見て決めましょう。

特に、集合する場所については避難場所のマークが書いてある場所を選んでください。

(国土交通省より)

避難場所には公民館や病院、公園などが挙げられます。

さらに、その災害が洪水なのか、土砂災害なのか、地震や火事なのか、津波なのか、それぞれの場合で避難場所が異なることも知っておいてください。

災害別の避難場所については、 自治体のHP や図にあるような災害種別記号の表示などから確認できます。

子どもと一緒に遊ぶときにはこのマークのついている公園で遊び、『災害が起きたときはここに来るんだよ』と教えるもの良いかもしれませんね!

また、一緒に避難場所に指定されている公民館などにも訪れ、災害別の避難場所を覚えてもらうのも大切です。

いざというときに、きっとそこに来てくれるはずです。

避難場所と避難所の違い

避難場所は『災害時に、命を守るために緊急で避難する場所』で、津波なら高台、火事や地震なら公園など災害ごとに場所が異なります。

避難所は『災害で家に住めなくなった人や被害を受けるおそれがある人たちが一時的に生活する場所』です。

避難場所と避難所では地図記号が少し異なるので注意してください。

災害時にまず向かうのは『避難場所』に指定されている場所です。

3.連絡の取り方 災害用伝言ダイヤル(171)

ハザードマップなどを見て、どの避難場所に集まるかなど災害時の行動をあらかじめを決めておけば、高い確率で家族が集まることができます。

ただ、それでも集まるまでに心配だったり、とりあえず子どもの安全を知りたいというときがありますよね。

そんな時は、災害用伝言ダイヤル(171)をお使いください。

最近になり、少しずつ知られるようになってきましたね。

これは、被災地の方の電話番号を使い、安否等の情報を音声で登録・確認できるサービスになります。

災害時は、みんなが電話を使おうとするので回線が込み合い、なかなか電話がつながりにくい状況となります。

子どもに171ダイヤルのことを教えておけば、今の状況やどこにいるかなどを伝言で残してくれるかもしれませんし、あなたの伝言を子どもが聞いてくれるかもしれません。

具体的な使い方を以下に記します。

録音方法

  1. 『171』に電話をかける
  2. 災害用伝言ダイヤルセンターにつながるので、音声ガイダンスに従う
  3. 自分の電話番号を市外局番から入力する
  4. ガイダンスに従い、30秒以内で伝言を残す

再生方法

  1. 『171』に電話をかける
  2. 災害用伝言ダイヤルセンターにつながるので、音声ガイダンスに従う
  3. 連絡を取りたい相手の電話番号を市外局番から入力する

伝言がある場合は、録音された伝言が再生されます。

そのほかにも、災害用伝言版(web171)などがあります。

子どもと一緒に防災グッズを確認する

防災グッズをぜひ、子どもと一緒に確認してみてください。

水や食料はどれくらい必要なのか。

避難する場合は何が必要なのかを子どもと一緒に考えることで、子どもの防災意識を高めることができます。

実際に防災グッズを手作りしてみて、子どもと一緒に楽しんで学んでみるというのも良さそうですね。

教える際の注意点

防災を学ぶ方法のひとつに、『映像を見せる』があります。

たしかに、映像は災害のおそろしさを知るためにはとても効果的な方法です。

ただ、子どもには過度に災害や被災地の映像は見させないようにしてください。

子どもは感受性が豊かであるため、映像を見ることで必要以上に感情移入してしまうおそれがあります。

特に小さいお子さんは、時間の感覚がまだ発達していないこともあるため、その映像が『まさに今、起きていることなのでは?』と勘違いしてしまうことがあり、パニックになることも。

今は、小さいお子さんでも簡単に映像を見ることができる世の中です。

防災を学ぶことはもちろん大切ですが、映像などは見すぎないようにしましょう。

まとめ

いかがだったでしょうか。

今回は、子どものいる方に向けて、子どもにどのように防災を教えるかをお伝えしました。

当然ですが、教えるためには、まずはあなたが防災を知る必要があります。

日ごろから防災意識を高く持ち、災害時にどんな行動をするのかを考えるようにしてください。

あなたのその意識が家族を、そしてあなたの子どもを守ることにつながります。

それじゃ!

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