キャッシュレスの時代でも現金を持つべき理由

災害時は現金を持てって聞くけどどうして?

最近は、買い物をするとき、PayPayなどのQR・バーコード決済やクレジットカードを使用する方がほとんどではないでしょうか。

確かに便利ですよね。

僕も、普段はほとんどスマホ決済です。

財布からわざわざお金を取り出さなくても、スマホをかざすだけで買い物ができてしまいます。

ただ、そんな便利な世の中でも、

現金は絶対に必要です。

きょうは現金の必要性を防災の観点から考えます。

この記事の内容

  • 災害時は現金が大活躍する
  • 数週間生活できる現金は持っておくべき
  • 災害時でも銀行からお金はおろせる
目次

災害時は現金が大活躍

災害時は現金が大活躍します。

というのも、地震や大雨による大きな災害時は電気が止まってしまうことが多々あるからです。

電気が止まれば、クレジットカードやスマホ決済はできないため、せっかくコンビニやスーパーが開いていたとしてもものを買えません。

そのため、最低限の現金は避難時に携帯しておく必要があります。

実際にどれくらいのお金を用意すればよいのか

結論からお伝えすると、5万円ほどです。

ここでは1週間分を想定しています。

金額に関しては、家族の人数にもよりますが、4人家族で5万円ほど準備しておくと、食料や水が不足したときや日用品を十分に買うことができます。

具体的に金額を割り出すときは、1か月にかかる生活費から1週間分を計算してみてください。

できるだけ小銭を用意する

現金を準備する際は、なるべく小銭にしましょう。

災害時は、おつりが出せない、もしくはおつりが不足することが考えられます。

そのため、1万円札を出してもおつりがもらえず、物が買えないということになりかねません。

1万円札は自動販売機で水も買えませんよね。

ですから、すべて1万円で準備するのはやめましょう。

また、紙幣は水にぬれると役に立ちません。

500円玉や100円玉、10円玉など小銭で準備することがおすすめです。

銀行からお金はおろせるのか

結論は、印鑑や通帳などがなくても、身分を証明できればお金をおろすことができます。

災害時は、日本銀行から被災地の金融機関などに対して『災害時における金融上の特別措置』が要請されます。

これは、簡単に言うと印鑑や通帳やキャッシュカードがなくてもお金の引き出しを可能にする措置のことで、金融機関が柔軟に対応できるようになっているんです。

1日の引き出せる限度額は、多くの金融機関は10万円、ゆうちょ銀行は20万円です。

ネット銀行の場合は、コールセンターに連絡すると基本的に手数料なしで近くの銀行に振り込んでくれます。

身分を証明できるもの

お金を引き出すためには、身分を証明する必要があります。

一番好ましいのは、運転免許証やマイナンバーカード、パスポートなどの顔写真がついているものになります。

顔写真のないものでも、2種類以上の本人と確認できる書類(健康保険証、年金手帳、母子手帳など)や、公共料金の領収書を組み合わせることで身分証明になります。

手続きをする際は、口座番号を覚えておくと銀行側もスムーズに対応することができます。

番号をメモするか、コピーしたものを防災リュックに入れておくとよいでしょう。

ただ、こうした銀行からお金を引き出せようになるのは、災害発生から早くて数日後、遅いと数週間後の話になります。

ですから、あらかじめ現金は持つようにしてください。

まとめ

今回は、防災における現金の大切さについて、お伝えしました。

災害時、電気が止まると、クレジットカードや電子マネーは使えない可能性が高いです。

1週間は暮らせる分の現金を持っておくようにしましょう。

また、万が一お金が足りなくても、銀行で引き出すことができます。

ただ、こちらも対応できるまで数日~数週間を要すため、それまで生活できる分の現金はあらかじめ持っておいてください。

それじゃ!

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