秋台風の特徴 秋の台風が危険な理由とは?

どうも!

芦沢です。

きょうは秋台風の特徴についてお伝えします!

台風と言えば、夏なのでは?

と思ったあなた。

実は、秋の台風のほうが怖いんです!

この記事では

  • 秋台風の特徴
  • 秋台風における防災上の注意点

を中心にお伝えします。

台風とは

そもそも台風とはなんでしょうか?

これは、熱帯で発生した低気圧、つまり熱帯低気圧のうち

  • 赤道より北で東経180度より西の領域 または南シナ海に存在
  • 風速が17.2メートル以上

であるものです。

台風は南の海面水温の高い領域を進みながら、そこから蒸発する水蒸気をエネルギーとして発達し、日本付近に進みます。

目次

秋台風は被害が大きくなりやすい

さて、皆さんに質問です。

台風はいつ発生しやすいのでしょうか?

こちらは、台風の発生数の平年値です。

特に多くなっているのは、8月と9月です。

これは、夏になると海面水温が高くなるからです。

海面水温が高くなるほど、海面から蒸発する水蒸気の量が多くなり、台風が発生しやすくなるんですね。

8月は5.7個、9月は5個の台風が発生しています。

また、水は空気よりも、温まりにくく冷めにくいという特徴があります。

このため、秋が深まり比較的涼しくなる10月でも、海面水温はそこまで下がらず、台風が発生しやすくなります。

続いて、ここに接近数と上陸数を重ねてみましょう。

すると、発生数は8月が最も多かったのですが、接近数は8月と9月はともに3.3個で同じになりました。

さらに、上陸数に関しては、8月より9月のほうが多くなっているんです。

つまり、何が言いたいかというと

本州への影響は、9月のほうが大きくなりやすい

ということなんです。

気象庁HPには、大きな災害をもたらした過去の台風の例があります。

気象庁HPより

一番右の『上陸・最接近年月日』に注目してください。

日にちがすべて9月か10月なんです。

近年だと、令和元年の千曲川が氾濫した台風19号や、平成30年の関西空港が浸水した台風21号が記憶に新しいですが、これらは9月から10月に上陸した台風です。

また、富山県で海王丸が座礁した。平成16年の台風23号も10月20日に高知に上陸した台風によるものでした。

昭和の三大台風と呼ばれる

  • 室戸台風 昭和9年9月26日
  • 枕崎台風 昭和20年9月17日
  • 伊勢湾台風 昭和34年9月26日

もすべて9月に上陸した台風です。

こうしてみると、秋の台風がいかに大きな災害をもたらしてきたかが分かります。

秋台風の特徴

秋台風がなぜ、本州に大きな被害をもたらすのか。

次の3つが主な原因です。

  • 台風が本州を進みやすい
  • 台風の移動速度が速い
  • 秋雨前線を刺激し大雨となりやすい

順に説明します。

台風が本州を進みやすい

まずは、台風の進路です。

こちらは気象庁HPに掲載されている台風の月別の主な経路です。

台風の月別の主な経路図
気象庁HPより

見ていただくと、本州に進む傾向がもっとも高いのが9月です。

これは、太平洋高気圧が関係しています

実は、台風自体は移動する力はほとんど持っていません。

周囲の風に流されながら移動します。

夏は太平洋高気圧が日本付近に張り出しているため、台風は本州に近づけず、高気圧の時計回りの風に流されるように移動します。

このため、本州にはあまり近づかず、中国大陸や日本海の中でも緯度の高い場所を進むことが多くなります。

では、秋はどうでしょうか。

秋は太平洋高気圧の勢力は弱まり、太平洋高気圧は南下します。

すると、高気圧の縁は、本州の南付近に位置することになるため、台風が本州付近を通過することが多くなるんです。

これが、秋の台風が本州で大きな被害となりやすい理由のひとつになります。

台風の移動速度が速い

秋台風の特徴、2つ目は台風の速度です。

台風の速度は、偏西風と呼ばれる上空の強い風が影響しています。

先ほど、夏は太平洋高気圧が張り出しているとお伝えしました。

そのため、夏は偏西風も北に押し上げられ、日本の北を吹くようになります。

この状態だと、台風は日本付近に来ても強い風の影響を受けないため、速度も上がらずのろのろと進むことが多くなります。

進路が定まりにくく、あっちこっちに進む迷走台風が多いのも夏の台風の特徴です。

一方で、秋は偏西風が南下し、本州付近まで降りてきます。

すると、それまでゆっくり進んできた台風が日本付近まで来ると偏西風に乗り、急に速度を上げます。

大体の目安ですが、日本の南の海上を進むときは時速15キロくらい、偏西風に流されると、時速60キロ~100キロくらいです。

速度が速いと、遠くにあると思っていた台風があっという間に近くまで来てしまい、台風への備えが間に合わないことがあります。

また、台風に勢いがあるので、その分、強風の被害が大きくなりやすいです。

秋雨前線とのコンボ

秋の台風は台風による直接的な影響だけでなく、間接的な影響にも注意をしなければいけません。

というのも、秋は秋雨の時期。

本州付近には秋雨前線が停滞しています。

たとえ台風が遠く離れていても、台風からの暖かく湿った空気が秋雨前線を刺激して、活発化させることで、大雨となることがあります。

秋台風の注意点

秋の台風の特徴を踏まえると注意点は

  • 本州を直撃しやすいこと
  • すぐにやってきてしまうため、備える時間が短いこと
  • 台風がスピードに乗っているため風が強まりやすいこと
  • 秋雨前線と合わさり、大雨となること

などが挙げられます。

台風が遠くに離れていると、どうしても

まだ、大丈夫だろう。

もう少し近くに来て、こっちに来そうなら準備しよう。

と思いがちですが、秋の台風ではそれでは間に合わないんです。

9月から10月にかけては台風が発生したという情報を得たら、その台風は今どの位置にあるのかを台風情報でしっかり確認することが大切です。

台風情報は気象庁のHPで確認できます。

また、台風が発生した時点で防災グッズを揃えたり、中身を確認したりするとよいでしょう。

防災グッズにはこちらを参考にしてみてください!

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